スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

国家試験振り返り

さて、予告通り第99回薬剤師国家試験の振り返りです。
もちろん予備校や大学の方が解説・総評は詳しいので、一受験生からの感想です。

かなり長いので折りたたみます↓


<物理・化学・生物>
ほぼ確実に全科目中平均点が最低点になる科目ですが、やはり難しめだったと感じました。

必須問題は全科目例年並みという感じですが、2~3問「あれ?」っとなってしまう問題はありました。

理論問題は少し難しめで、各科目に今までの過去問には無かったような新しいタイプの問題が出題されていました。
特に生物でその傾向が強く、顕微鏡の組織写真やグラフの読み取りなどがありました。
ただ全体の難易度としては例年より気持ち難しいぐらいだと思います。
多分ここで点を落とした人は、今まで通りでない新しい問題形式に惑わされたか、あるいは丸暗記のみの応用力のない勉強をしてきた人だと思います。

実践問題は難しかったです。
物理の計算や医薬品の性質の問題、化学の構造活性相関や代謝生成物の問題、生物の実験結果の読み取りなど、難しい問題が並んでいました。
もちろん私よりも勉強している人は、このうちのいくつかの問題は楽に解けているとは思います。
しかし、どの科目にも知識だけでは絶対に解けない問題が組み込まれていたのが特徴と思いました。


<衛生>
私は衛生が苦手なので、あまり点数は良くなかったです。

必須問題は例年並みで、理論問題は少し難しく感じました。
人口推移や栄養摂取状況推移、食中毒や喫煙や無機金属の毒性など、なんとなく最近の社会問題に直結するような問題が多かったように感じました。
それ以外にも少し細かい知識を聞かれた問題もあったので、私のように中途半端な知識量だと解けない問題もありました。

実践問題は例年並みか、むしろ簡単かなと思いました(その前の物理・化学・生物が難しかった反動かも知れませんが)。
印刷工場での胆管癌問題に即した設問があったり、やはり最近の話題というのは大事だと思います。


<薬理>
基本的に稼ぎ科目ですが、今年はあまり稼げなかった印象です。

必須問題は例年並みで、選択肢に新薬が例年より多く並んでいたと思います。

理論問題は例年並みか少し簡単めに感じました。
しかし今まで過去問で出題されたことのないマイナーな薬が出題されている問題もあり、完答は難しかったと思います。

実践問題は個人的には例年並みと感じましたが、平均点が高いので多分簡単めだったのだと思います。
漢方処方の作用機序が聞かれたのが印象的でした。


<薬剤>
40点中37点で、学内では1番だったという奇跡の科目(笑)
計算問題が苦手でなければ、薬理と並んで稼ぎ科目になります。

必須問題は簡単、理論問題と実践問題は例年並みという感じでした。
過去問ベースの問題も多かったので、平均点も高めです

計算問題が多めだったように思いますが、異常に難しいというような問題はありませんでした。
弱酸性物質のpHと溶解性の問題は少し苦戦しましたが、根気よく考えたらどうにかなりました。
新しいタイプの問題としてはDDSの問題がありましたが、DDS製剤は現場で大事だと思うので、これからはこんな問題も増えるかも知れません。


<病態・薬物治療>
物理・化学・生物と並んで、今年最も難化したと思われる科目です。

必須問題は例年並みか簡単め、理論問題は難しかったです。
理論問題では、希少疾病のような変な病気は出題されていませんが、メジャーな疾患の細かい病態を聞かれたように思います。
治療に関しても聞いたことのない薬が選択肢に並んでいたりしましたので、難しいと感じました
また検定に関しては「こんな問題わかるかい!」と問題用紙を放り投げるぐらい、お手上げな問題がありました。

実践問題は例年並みという感じでした。
新しい問題としては腎機能をモノグラフから求めて投与設計を考える問題、そして理論問題に引き続き検定の問題でしょう。
前者は実務実習などで実際に使用したことがないと正答できないと思いますし、検定に関しては相変わらず「そんなの知るか!」って感じでした。
ただ検定に関しては出題が増えてくると予想されていたので、これかも対策は十分必要だと思います。


<法規>
基本的に稼ぎ科目ですが、問題数が少ないので足切りが怖い科目です。
また法改正の影響を定期的に受けるため、周期的に難易度が上下するのも特徴です。

必須問題は簡単、理論問題は例年並みでした。
特に変な問題は無かったように思いますが、医薬品の広告に関しての問題は新しい内容であったように思います。

実践問題も例年並みだったと個人的には思いますが、平均点が低いので難しかったのかも知れません。
ただ解いてるときは絶対合ってると思っていた問題が、答え合わせでは間違ったりしていました。
なので私が知らない細かい内容があったか、あるいはちょっとした引っかけが潜んでいた可能性があります。
法規はこういうことがよくあるので、細かいところまで勉強が必要です。


<実務>
常識レベルの簡単な問題か、現場の先生たちでも解けるか怪しいレベルの難しい問題かで二極化しやすい科目です
ちなみに実務には理論問題はありません。

必須問題は実践問題ともに例年並みだと感じましたが、実務に関しては個人の感想はあまり意味がありません。

なぜなら実務の問題は“座学による知識+経験による知識”で得点力が決まるからです。
薬の知識や考察力がいくらあっても、実務実習などで触れていなければ答えを出せない問題というのも多いです。
まぁ、あくまで個人的な意見ですが…

ただ平均点が70%以上のところを見ると、経験が無ければ絶対に解けないというような問題は少なかったということになると思います。


<総評>
総合的に見ると、やはり例年に比べたら難しいと感じました。
求められている知識は同じレベルでも、出し方などが新しいというタイプの問題もあり、苦戦してしまった人も多いと思います。

ただ私個人の意見としては、“ちゃんと勉強していれば合格点は十分に取れるレベルだった”という評価です。
比較的余裕を持って合格点以上を取っている(予定)の私でも、もうちょっと点数を伸ばせてる余裕はあったと思います。
今回の試験で模試などよりも大きく点数を落としてしまった人は、緊張か新しい形式に惑わされただけだと思います。

こんな偉そうなことを書いている私ですが、本番では冷や汗ダラダラで問題を解いています。
しかし難しく見える問題でも、ゆっくり考えると意外と簡単だったりしました。
諦めないで頑張るということが本当に大事です。


次の第100回薬剤師国家試験を受ける人にアドバイスするなら、まずは足切りに引っかからないように、万遍なく勉強することを勧めます。
特に物理・化学・生物は後回しにするととんでもない負担になるので、早めに時間をかけて一通り勉強しておくのが吉です。
ちなみに私は国家試験の勉強を始めた段階で、まずこいつらを片づけました。
またこれらの科目は一番最初の科目なので、点数が取れると次の科目のモチベーションが上がります。

そして上でも書きましたが、点数を稼ぎやすいのは薬理と薬剤なので、他に得意な科目がなければこの2つを得点源にすると良いと思います。
薬理は知識量がそのまま得点源に、薬剤は計算と少しの暗記で簡単に点数が伸びます。
さらに薬理ができれば病態・薬物治療もできるようになるので、一石二鳥です。


次の国家試験を受ける人に本記事が少しでも役立てば嬉しいです。

では長くなりましたが、今回はこの辺で。
スポンサーサイト

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

森の巨人

Author:森の巨人
典型的B型社会人(♂)
薬学部卒業の後、薬剤師にならず企業に入社しました。
多趣味なB型人間の生活をつれづれなるままに綴っていきます。

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。